東京都のSさんの作品(SONY α7 II ILCE-7M2)
月明かりの中での星景ですね!
昼間のようにも見えますが
右上の明るい木星やその右下に
獅子座のレグルスなどしっかり写っています。
この日は満月翌日で月明かりは避けられない状態でしたが
上手に露出をコントロールして撮られていると思います。
またこの写真自体は水平が取れていませんが
星と景色を収める星景写真の場合
手持ちのレンズによっては水平を取ると
どうしても入れたい対象が全部入りきらない事が良くあります。
きちっと水平を撮って撮影する事は基本ですが
水平を無視することで対象物を入れる事ができ、
かつ浮遊感のある写真になります。
宇宙に浮かぶ島波照間ならではの画が撮れるかも知れません!
水平をはずした写真はバランスがとても難しいので
すべてが良い感じになるわけではありませんが
個人的には好きな構図です。
もし機会があれば月のない時にも
また是非撮影してみて下さい!
滋賀県のMさんの作品(Nikon D750)
観測タワーと天の川ですね。
5月中旬の日付が変わって朝方前の天の川ですが
ほぼまっすぐに伸びる天の川を14mmの超広角でおさめていますね。
ダイナミックなそして幻想的な仕上がりになっています。
ときおり雲が流れてきては星を隠す様な天候だったと思いますが
西に傾いていく星や明るんでくる東の空にも焦らずに
良いタイミングで撮られたと思います。
いつも同じように様に見える風景や星も
同じ波は二度と来ないのと同じで
同じタイミングで撮影できることは二度とありませんからね!
島在住のM.Nさんの作品(オリンパス・ペン Lite E-PL1)
2016年3月9日の部分日食です。
雲多い中、ミラーレンズを使っての撮影だそうです。
波照間ではこのくらい太陽が欠けていました!
実はこの後、北の空から雨雲が来て雨になってしまったので
実に良いタイミングで撮られたと思います。
雲の厚さで露出も変わりますからね。
次は2019年に二回、
年始と年末、1月と12月に部分日食が見られますよ!
東京都のY.Sさんの作品(PENTAX K-5 II s)
天の川撮影後、月の出を見てからの撮影ですね。
星の撮影には基本お月様は邪魔者になってしまいますが
月の明かりを利用した撮影と言うのもあります。
月の明かりは非常に明るく星が写りにくくなる半面
景色をくっきり映し出せると言う利点もあります。
極端に撮れば昼間のように景色は写せます。
強力なLEDライトなどで背景を照らす方法などもありますが
光量の調整を少しでも見誤ると
どうしても不自然な感じになってしまいます。
上の二つの作品は月が昇って来た東向きよりの逆光の画と
月を背に受ける様なかたちの西の空、順光気味の画で、
単純に撮影場所の違いだけでなく、
月を光源、照明として捉えると性格の異なる画になっていますね。
この時は月齢が20~21歳程でだいぶ明るかったですが
月齢によってイメージに近い露出が得られると
月のある日も月があるからこそ撮れる画も出てきますので
これまたとても楽しいと思います。
次回また新機種を持ってこられるとの事で
来島楽しみにしております!
島在住のM.Nさんの作品(OLYMPUS XZ-2)
2015年4月14日の南十字座ですね。
4つ写すのは撮影技術だけでなく、やはり運も必要。
今回は一眼レフでなくコンデジでの撮影ですが
最近のコンデジは非常に高性能なので簡単に星が撮れます。
最近と言ってもこのXZ-2は2012年10月発売のモデル。
ここぞと言う時や大きく印刷する目的など
画質を求める撮影であれば一眼カメラにはかないませんが
すばやく気軽に簡単に星が撮れるのはコンデジの良い所。
こう言う上手な使い分けが出来るとまた撮影も楽しいです。
福岡県のT.Yさんの作品(EOS 40D)
ポータブル赤道儀を使用しているので地上の風景はぶれています。
集落の明かりがありながらもベガ、アルタイル、デネブと綺麗に写っています。
発売が2007年の機種であるため現行の機種と比べると
高感度が物足りなく感じますが赤道儀を使うことで
ここまで映し出すことが出来ています。
カメラボディを新調したとの事ですので
次回も楽しみにしています!
M.Nさんの作品(PENTAX K-30)
西表島から波照間島を撮影した星景ですね。
天の川が雲に隠れてしまっていますが
この時は大潮で潮が引き、潮溜まりに天の川が綺麗に写っています。
海に星を映すのは湖や水溜りなど以上に非常に難しいです。
最南端方面で撮影した星景も楽しみにお待ちしてます!
また撮りに行きましょう!